IE6.0の再インストール(再セットアップ)XP Service Pack2(SP2)編

subetta++
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IE7.0の自動インストールは、停止したけれど、
IE6.0の挙動がイマイチというか不安定って人も多いと思います。
そこで、IE6.0の再インストール方法を紹介してみたいと思います。
といっても自作ユーザー向け?「OEM版」か、
店頭販売されている「正規版」CD、または、
DELLやHP製PC等に付属している、「正規版」CDが必要になります。

事前に「システムの復元」で復元ポイントを作成しておきましょう。

なお、メーカー製PCでリカバリーディスクしかない場合は
この手順による再インストールはできません。

※「正規版CD」というのは、ライセンスの有効範囲の広い、
マイクロソフトがユーザーサポートを保証?したCDです。
(その分、割高デス。)


IE6.0の再インストールには、XP Service Pack2 CDが
必要になります。
無印やSP1のCDの場合、SP2統合CDを事前に用意する必要があります。
統合CDを作成する手順は、グーグル等で検索してください。
作成時に使用する、XPが「アップデート版」などの場合は、
ファイルサイズのスリム化を避け、
DVD-Rによるライティングをした方が良いでしょう。
ServicePack2単体で作成する場合は、CD-Rでおさまります。

統合CD作成ソフト
ak-office SP+メーカー
http://www.ak-office.jp/
http://www.ak-office.jp/original/soft/winsppm.html


準備編「ActiveXファイルを削除する。」

IE6.0を再インストールしてもActiveXファイルは残存したままです。
マルウェアやスパイウェア、ウィルスに感染した場合は、
ここを乗っ取られますので事前に削除しておきます。
(特に必要な作業ではありませんが、心当たりのある方はどうぞ。)

IE6.0を起動して
ツール−インターネットオプション−全般タプ−設定

オブジェクトの表示をクリックして
表示されるファイルをすべて削除します。

step1.jpg


step2.jpg


step3.jpg


エクスプローラーから
C:\WINDOWS\Downloaded Program Files
内にあるファイルをすべて削除してもOKです。
なお、このフォルダには、FlashやMicroSoft Update、ノートンシリーズ等に
必要なプログラムが格納されていますが、
削除しても、必要な場合、Web上から自動的に再インストールを促されますので
問題ありません。
IE6.0の挙動がおかしい場合は、まずここを疑いましょう。

ここを削除して、Windowsを再起動し、上記手順で、
このフォルダを確認します。
すべて削除したのにもかかわらず、
またプログラムが登録されていた場合は、
スパイウェアやマルウェア等に感染している
可能性が高いです。アンチウィルスソフトでは、
検知不可能な場合が多い(ウィルスではない為)ので、
不審なファイルが登録される場合は、
有名どころアンチスパイウェアソフトである
ad-awareやspy-bot等で確認願います。

lavasoft AD-AWARE
http://www.lavasoft.com/

Spybot-S&D
http://www.spybot.info/jp/

準備ができた所で、本題です。


その1「システムファイルチェッカーを利用する。」

ここでは、XP Home版の手順をご紹介します。
XP Professional版と微妙に違うようなので
XP Proをお使いの方は、
システムファイルチェッカーのヘルプを
コマンドプロンプトから呼び出して
「微妙な違い」をご確認願います。

SFC /?

あるいは、

sfc /?

で確認できます。
※XP Pro版では、英数半角小文字かもしれません。

あと、アンチウィルスソフトやファイアウォールの
アプリケーション起動抑止機能を
無効にしておいてください。
ファイアウォールを無効にする場合は、LANケーブルは、ひっこ抜いておきましょう。

では、本編です。
まず、スタート−ファイル名を指定して実行より

cmd

と入力して、コマンドプロンプトを起動します。

次にDLLキャッシュサイズを0にします。
コマンドプロンプトに半角英数大文字で、

SFC /CACHESIZE=0

と入力します。

次にDLLキャッシュをクリアします。
コマンドプロンプトに半角英数字で、

SFC /PURGECACHE

と入力します。

続いてDLLキャッシュサイズを再設定します。
コマンドプロンプトに半角英数字で、

SFC /CACHESIZE=500

と入力します。なお500という数字は、
キャッシュサイズを500MBに設定しています。
HDDの容量が少ない場合は、この数字を各自調整してください。
デフォルトは、400MBです。

次にシステムファイルをチェックします。
XP Service Pack2 CDが必要になりますので、
手元に用意しておきます。
コマンドプロンプトから続いて、

SFC /SCANNOW

と入力します。
CDの挿入を求められますので、後は、
画面の指示に従いチェック完了まで放置しておきます。

以上です。
ちなみにこの手順は、IE6.0に限らず、
Windowsが不安定に感じられた場合の
対処方法として有効ですので、
覚えておいて損はありません。

以下コマンドプロンプトを起動した後の手順を
もう一度おさらいします。
半角英数大文字で、

SFC /CACHESIZE=0
SFC /PURGECACHE
SFC /CACHESIZE=500
SFC /SCANNOW

以上です。


その2「Ie.inf ファイルを利用する。」

こちらもSP2統合CDまたは、
XP SP2CDをあらかじめ、ご準備願います。

エクスプローラーを起動して、
ツール−フォルダオプションから、
表示タブを選択し、
詳細設定から、
保護されたオペレーションシステムファイルを表示しない。(推奨)
のチェックをはずします。
(作業が終わったら「チェック」を元に戻して非表示に設定してください。)

続いて

C:\Windows\Inf フォルダにある

Ie.inf ファイルを

見つけます。

エクスプローラーの検索機能を使うと見つけやすいです。

なお
C:\Windows\Inf フォルダを開いてファイルを探す際は、不用意に
表示されている他のファイルをドラッグしない様、マウス操作に注意します。
システムファイルですので、うっかりここにある
ファイルを移動や削除をしてしまうと、
最悪起動不可能になります。
たくさんあるファイルの中から、

Ie.inf

ファイルを見つけたらファイルを右クリックして

「インストール」を選択します。

あとは、CD挿入を促すメッセージが表示されますので、
挿入後、再インストールが完了迄放置します。

上記2つの手順を行っても「お気に入り」や各種設定
は、保持されています。

その他詳細は、
マイクロソフトの該当サポートページを御覧ください。
マイクロソフトサポートページ
Windows XP で Internet Explorer を再インストールまたは修復する方法
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;318378#XSLTH3140121123120121120120


Windows XP および Windows Server 2003 のシステム ファイル チェッカー
http://support.microsoft.com/kb/310747/ja

最後になりますが、くれぐれも自己責任でどうぞ。



↑jpegノイズを集めた画像集ではありません。(;∀;)

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