PC メモ: 2008年2月アーカイブ

IE7.0の自動インストールは、停止したけれど、
IE6.0の挙動がイマイチというか不安定って人も多いと思います。
そこで、IE6.0の再インストール方法を紹介してみたいと思います。
といっても自作ユーザー向け?「OEM版」か、
店頭販売されている「正規版」CD、または、
DELLやHP製PC等に付属している、「正規版」CDが必要になります。

事前に「システムの復元」で復元ポイントを作成しておきましょう。

なお、メーカー製PCでリカバリーディスクしかない場合は
この手順による再インストールはできません。

※「正規版CD」というのは、ライセンスの有効範囲の広い、
マイクロソフトがユーザーサポートを保証?したCDです。
(その分、割高デス。)


IE6.0の再インストールには、XP Service Pack2 CDが
必要になります。
無印やSP1のCDの場合、SP2統合CDを事前に用意する必要があります。
統合CDを作成する手順は、グーグル等で検索してください。
作成時に使用する、XPが「アップデート版」などの場合は、
ファイルサイズのスリム化を避け、
DVD-Rによるライティングをした方が良いでしょう。
ServicePack2単体で作成する場合は、CD-Rでおさまります。

統合CD作成ソフト
ak-office SP+メーカー
http://www.ak-office.jp/
http://www.ak-office.jp/original/soft/winsppm.html


準備編「ActiveXファイルを削除する。」

IE6.0を再インストールしてもActiveXファイルは残存したままです。
マルウェアやスパイウェア、ウィルスに感染した場合は、
ここを乗っ取られますので事前に削除しておきます。
(特に必要な作業ではありませんが、心当たりのある方はどうぞ。)

IE6.0を起動して
ツール−インターネットオプション−全般タプ−設定

オブジェクトの表示をクリックして
表示されるファイルをすべて削除します。

step1.jpg


step2.jpg


step3.jpg


エクスプローラーから
C:\WINDOWS\Downloaded Program Files
内にあるファイルをすべて削除してもOKです。
なお、このフォルダには、FlashやMicroSoft Update、ノートンシリーズ等に
必要なプログラムが格納されていますが、
削除しても、必要な場合、Web上から自動的に再インストールを促されますので
問題ありません。
IE6.0の挙動がおかしい場合は、まずここを疑いましょう。

ここを削除して、Windowsを再起動し、上記手順で、
このフォルダを確認します。
すべて削除したのにもかかわらず、
またプログラムが登録されていた場合は、
スパイウェアやマルウェア等に感染している
可能性が高いです。アンチウィルスソフトでは、
検知不可能な場合が多い(ウィルスではない為)ので、
不審なファイルが登録される場合は、
有名どころアンチスパイウェアソフトである
ad-awareやspy-bot等で確認願います。

lavasoft AD-AWARE
http://www.lavasoft.com/

Spybot-S&D
http://www.spybot.info/jp/

準備ができた所で、本題です。


その1「システムファイルチェッカーを利用する。」

ここでは、XP Home版の手順をご紹介します。
XP Professional版と微妙に違うようなので
XP Proをお使いの方は、
システムファイルチェッカーのヘルプを
コマンドプロンプトから呼び出して
「微妙な違い」をご確認願います。

SFC /?

あるいは、

sfc /?

で確認できます。
※XP Pro版では、英数半角小文字かもしれません。

あと、アンチウィルスソフトやファイアウォールの
アプリケーション起動抑止機能を
無効にしておいてください。
ファイアウォールを無効にする場合は、LANケーブルは、ひっこ抜いておきましょう。

では、本編です。
まず、スタート−ファイル名を指定して実行より

cmd

と入力して、コマンドプロンプトを起動します。

次にDLLキャッシュサイズを0にします。
コマンドプロンプトに半角英数大文字で、

SFC /CACHESIZE=0

と入力します。

次にDLLキャッシュをクリアします。
コマンドプロンプトに半角英数字で、

SFC /PURGECACHE

と入力します。

続いてDLLキャッシュサイズを再設定します。
コマンドプロンプトに半角英数字で、

SFC /CACHESIZE=500

と入力します。なお500という数字は、
キャッシュサイズを500MBに設定しています。
HDDの容量が少ない場合は、この数字を各自調整してください。
デフォルトは、400MBです。

次にシステムファイルをチェックします。
XP Service Pack2 CDが必要になりますので、
手元に用意しておきます。
コマンドプロンプトから続いて、

SFC /SCANNOW

と入力します。
CDの挿入を求められますので、後は、
画面の指示に従いチェック完了まで放置しておきます。

以上です。
ちなみにこの手順は、IE6.0に限らず、
Windowsが不安定に感じられた場合の
対処方法として有効ですので、
覚えておいて損はありません。

以下コマンドプロンプトを起動した後の手順を
もう一度おさらいします。
半角英数大文字で、

SFC /CACHESIZE=0
SFC /PURGECACHE
SFC /CACHESIZE=500
SFC /SCANNOW

以上です。


その2「Ie.inf ファイルを利用する。」

こちらもSP2統合CDまたは、
XP SP2CDをあらかじめ、ご準備願います。

エクスプローラーを起動して、
ツール−フォルダオプションから、
表示タブを選択し、
詳細設定から、
保護されたオペレーションシステムファイルを表示しない。(推奨)
のチェックをはずします。
(作業が終わったら「チェック」を元に戻して非表示に設定してください。)

続いて

C:\Windows\Inf フォルダにある

Ie.inf ファイルを

見つけます。

エクスプローラーの検索機能を使うと見つけやすいです。

なお
C:\Windows\Inf フォルダを開いてファイルを探す際は、不用意に
表示されている他のファイルをドラッグしない様、マウス操作に注意します。
システムファイルですので、うっかりここにある
ファイルを移動や削除をしてしまうと、
最悪起動不可能になります。
たくさんあるファイルの中から、

Ie.inf

ファイルを見つけたらファイルを右クリックして

「インストール」を選択します。

あとは、CD挿入を促すメッセージが表示されますので、
挿入後、再インストールが完了迄放置します。

上記2つの手順を行っても「お気に入り」や各種設定
は、保持されています。

その他詳細は、
マイクロソフトの該当サポートページを御覧ください。
マイクロソフトサポートページ
Windows XP で Internet Explorer を再インストールまたは修復する方法
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;318378#XSLTH3140121123120121120120


Windows XP および Windows Server 2003 のシステム ファイル チェッカー
http://support.microsoft.com/kb/310747/ja

最後になりますが、くれぐれも自己責任でどうぞ。



↑jpegノイズを集めた画像集ではありません。(;∀;)
なんかいつの間にか、IE7強制配布なんですね。
マイクロソフトから
「自動配布の無効化ツールキット (Blocker Toolkit)」
なるものが配布されていました。
早速ダウンロードしてみたのですが、単なるレジストリパッチ
みたいなので、直接操作したほうが楽チンかもしれません。
というわけで、XPユーザー向け手順です。
あらかじめ、慣れない人は、
システムの復元でリストアポイントを作成しておきましょう。
(XP用です)
スタート>>プログラム>>アクセサリ>>システムツール>>システムの復元
から「復元ポイントの作成」を選択で以降指示に従ってください。

レジストリ操作に失敗したり、不具合が発生したら、
「システムの復元」を呼び出して、
リストアしましょう。

では、本題です。
「レジストリエディタ」を起動します。
[スタート]>>[ファイル名を指定して実行]から
regeditと入力して[OK]を押すと
レジストリエディタが起動します。
エクスプローラーと基本的に同じ操作です。
下記パスを順番に開いて最終的に「Setup」という文字列を探します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Setup\7.0
7.0というキーはありませんので、Setupを開いた状態で、
新たにキーを作成します。
7.0
というキーを作成したら
次にDWORD値を新規作成します。
名前の欄に
DoNotAllowIE70
と入力し値を
1
と入力しておしまいです。
再度、IE7.0の自動更新を有効にしたい場合は、
先程作成した、7.0のキーを削除してください。

ie7-a.jpg


無効化ツールを使った場合も、内部的には、
上記とまったく同じ作業をしています。
では、無効化ツールの使用方法です。
「自動配布の無効化ツールキット (Blocker Toolkit)」
からファイルをダウンロードします。
ダウンロードした、下記画像赤丸の
IE7BlockerToolkit_0816.exe
をクリックすると、WinZipが起動し、ファイルを解凍します。


ie7-b1.jpg

↓赤丸の「Browse」をクリックします。↓
ie7-b2.jpg

↓デスクトップを選択し、「OK」を押します。↓
ie7-b3.jpg

↓「Unzip」をクリックして、解凍を実行します。↓
ie7-b4.jpg

↓デスクトップ上に作成されたフォルダ↓
IE7BlockerToolkit_0816をクリックして開きます。

ie7-b5.jpg

↓赤丸のファイルが、今回使用する、ファイル「IE70Blocker.cmd」です。↓
ie7-b6.jpg

↓次にコマンドプロンプトを開きます。↓
スタート>>ファイル名を指定して実行 から半角英数字で
cmd
と入力し、「OK」を押します。
ie7-b7.jpg

↓下記コマンドプロンプトが開きます。↓
ie7-b8.jpg

↓先程、解凍した「IE70Blocker.cmd」をコマンドプロンプトへドラッグ&ドロップします。↓
ie7-b9-1.jpg

[STEP-A]
↓コマンドプロンプト上に追加された文字列にオプションを追加します。↓
半角英数で、追加した文字列の後に半角スペースを入力したあと、 半角英数大文字で、
/B
と入力し、[Enter]キーを押します。
/B は、IE7の自動更新をブロックするオプションです。
ie7-b9-2.jpg

↓下記画面がでたら成功です。↓
ie7-b10.jpg

IE7を自動更新でインストールする場合は、 上記作業を再度行い、 [STEP-A]の部分で /Bの代わりに、解除オプション(半角英数大文字ユー)
/U
を入力して[Enter]キーを押すと元に戻ります。

最後になりましたが、レジストリを操作しますので、
自己責任でどうぞ。



↑jpegノイズを集めた画像集ではありません。(;∀;)

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